収録(とは言ってもベーターカムのマスターテープからサンパチ・ツートラのオープンリールへのダビングだが)日が明日と決まった。
サンパチ・ツートラのデッキが古いので上手く出来るか不安だとスタジオのオーナーが言う。
でも、正直にそう話して下さるのが嬉しい、その言葉で僕は収録のスタジオをここに決めた。
初めてのことなので不安はある。
マスターテープの音を聴けていないので、思うような音質で仕上がるだろうか?
サンパチ・ツートラのオープンリールは2500ftなので30分しか録音できない。2本用意してあるが60分のマスターテープの音楽を上手く切って、繋ぐことができるだろうか?
収録が長引いて、予算をオーバーしないだろうか?
等々等。
しかし、この不安はワクワク感の裏返しでもある。
上手く仕上がって、聴いて下さる皆さんの唸る声、喜びの顔を想像するとやる気がみなぎる。
先回のブログの内容にたどり着くまで足かけ2年。ハリウッドの音源権利保持者とのやりとり、トラブルなどで費やした日々が走馬燈のように頭の中を駆け巡る。
先はまだ長い。でも今日の僕は幸福感で一杯。
明日が楽しみだ。
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